膨張_なべびぼ

「膨張する情報局_鍋(nabe)備忘録」略して「なべびぼ」です。

人生初!金縛り(仮)!

寝てたら金縛りらしきものを初めて経験した。

 

元々、私の金縛りへの見解としては、

浅い睡眠が続いている状態で起きなきゃ…と中途半端に目を覚ますと

身体が思うように動かない、という状態だと思っているので

別に霊の仕業的なものではない(霊の存在そのものは信じている)という認識

なのだが、

うつ伏せで寝ている時に金縛りは発動しやすいということと、

うつ伏せで寝ている時(というか、背中が無防備な時)に悪い霊に狙われやすいということは信じているので若干焦ったよね。

 

そもそもこれまでの人生で一度も金縛りを経験したことなかったから、

TVとかネットで金縛りにまつわる怖い話とか聞いても

自分とは無縁すぎて、怖〜!ってなることが全く無かったんだけど

あ、これが?これが金縛りってやつか。え?ハハハ…。もしかしてこれ結構ヤバいやつ?

バトル漫画とかである、「噂で聞いてたやべー敵と実際に対面して想像を絶するやばさに腰を抜かす主人公」になった気分だ。

 

うつ伏せの状態から仰向けになりたいのに、身体が思うように動かない。

四肢にも胴体にもどれだけ力を入れてもうまく伝わらなくて身体が回転しない。

途中から脚を叩いたり腕を噛んだりしながら気合いを入れる。

ギュッと目を瞑りながら身体を勢いよく回転すると、回転できた。

あ。なんだ。仰向けになれたじゃん。

それで目を開けると、何故かうつ伏せの状態のままだった。何回繰り返しても目を開くと身体はうつ伏せの状態だ。

なんで?これヤバいやつじゃん???

 

あ、もしかして自分は死んだのか?

ちょっと軽く横になったつもりだったけどそれが致命傷で息を引き取ったのか?

まだ死んだことを受け入れてないから、このように意識はあるけど身体は死んでるので動かない的な…。

マジで???何この意味わからん死に方…。

 

そこから私は真剣に今後のことを迷い始めた。

身体動かなくても意識あるなら何かスケベないたずらしたい(←本気で自分が死んだと思っている人の思考です。生きてる自覚があるうちはそんな最低なことはしません。本当に。)

本当は生きてるうちに大金払ってでも精一杯エッチなことしておくべきだった…。

残念ながら人間とは自分の死を目の当たりにすると、お世話になった人への感謝とかよりも、エッチなことへの無念や後悔の方が先に頭を支配します。

 

で、意識が鮮明になった瞬間、身体が動くようになった。

こういう時、人間とはあれだけ仰向けになりたがってたくせに真っ先に手の指先が動くことを確認する。

それなりに暴れたつもりがあったし、身体にも嫌な疲労感はあるのに、掛け布団もシーツも何も形は変わっていなかった。

どゆこと…?今まで私の身に何が起きてたって言うんだい?周りを見回す。

あ、もちろんうつ伏せのままで。

 

結局は、「金縛りに遭った」のではなく、「金縛りに遭って焦る夢」を見ていた、だけなのだろうか…?